第44話

「裕二って、コテとかも扱い上手いし、化粧だって上手いじゃん?どうして?」



「それくらい気づいてくれよ…鈍感麻緒め」



「えっ…?」



「そんなの、麻緒ちゃんがやりだしたから、俺は律子を練習台にして、頑張ってできるようにしたんだからな」




本人を目の前にしていうと、とても照れる。


ちょっとでも照れ隠しをするべく、俺は麻緒ちゃんを抱きしめて話した。

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