第18話
律子がニヤニヤ笑っているのが、不気味で恐ろしく思えた。
「裕二はね、あたしのことを好きっていう設定。
それを、麻緒に話してみる」
「ちょっ。 律子なに言って…」
「別に。いいでしょ~。ちょっとした賭けよ、賭け」
「それを麻緒に話したとして、たぶんあいつは『へぇ~!協力するよ!』みたいなことしか言わないって」
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