第3話

―――――…






俺がまだ小学4年生のとき。




部活などもまだやろうとは思っていなかった時代。







「ねぇ。ゆうちゃん」



「なぁに?」






麻緒は俺のことを「ゆうちゃん」と呼んでいたときだ。





学校帰り。



今は夏で、尋常じゃないくらいの暑さ。

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