「おはよう」

「お、おはよ」

翌日。

あたしはいつも通り登校していると、その途中で和があたしの肩をポンッと叩いた。

なんだかぎこちない反応しかできない。

「恋人同士って、どんなことするんだろう…」

「え？何か言った？花」

「あ、ううん。なんでもないっ」

心中で思っていたことが声に出ていたらしく、和に不思議な顔をされてしまった。

よかった。大声で言ってなくて。

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