第28話

「えっと・・・、俺、実は昨日から如月と付き合い始めて・・・それで、今日、アイツ休みだったからどうしたのかなっと思って宮本に聞いたっていうか・・・」


「・・・」


「あ、おい、ノリ?!」


「如月って、あの如月優莉藍か?」


「そ、そうだけど・・・?」


「お前、すげぇな。本当にすげぇよ」


「え?は?」





またもやノリの言っている意味がわからなかった。






「だって、如月って言ったら俺らのクラスでもモテ女ナンバー1だぜ?しかもよくお前みたいなチビと付き合ったな、如月」


「そうなのか?ってかその“チビ”ってやめてくれよ~。かなり気にしてんだから」


「あはは、そうだったな。ゴメン。でもすげぇよ。一体何人の男が羨ましがるんだろうな・・・」


「そういうお前はどうなんだよ?」


「あ、俺?俺はタメとか興味ないし」


「じゃあなんだよ?ロリコンかよ?」

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