「じゃあ、何で今日優莉藍が休みなのか知らないか？」

「うん、知ってる」

「でも連絡してないんだろ？最近」

「っていうかね、お姉さんが連絡くれたの」

「お、お姉さん･･･？」

「知らない？森山真李亜っていう優莉藍と８歳離れたお姉さんがいるの」

「あぁ、確か昨日兄と姉がいるって言ってたかも」

「そうなんだよ～。すっごくキレイなお姉さんなの！優莉藍もキレイ系な方なんだけどね～。しかもお姉さん結婚してて、憧れの夫婦って言ってたよ」

「へぇ･･･。そっか」

「まぁ大した理由じゃないよ、優莉藍が休んだ理由は」

「何なんだよ？」

「え？風邪だって」

「そっか･･･」

「うん。･･･あーあ。今日は優莉藍いないし一人で過ごすようだな～･･･」

そう言って、宮本は俺のほうを見た。

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