第8話
「そんなに喜ぶことか?」
「うん、だって嬉しいんだもん」
「そうか(笑)まぁ俺もそうなんだけど」
「あはは、人のこと言えないじゃんか」
「そうだな。・・・ってか、自己紹介しようぜ」
「あ、うん!」
私は一息ついて、自己紹介を始めた。
もちろん、歩きながら。
「・・・えっと、如月優莉藍(きさらぎゆりあ)。6月生まれの13歳。家族構成は父、母、兄、姉、私の5人。だけど兄貴は大学で別居、姉貴は結婚してときどき家に帰ってくるって感じだから、一緒に住んでるのは3人かな。趣味は・・・合唱?で、特技は・・・記憶。好きな教科が歴史だからその分余計に記憶力いいです。それじゃ次、藤ヶ谷ね」
「・・・あのさ、」
「うん?何?」
藤ヶ谷に話を振ったところで、また話を振られた。
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