第2話
――――――…
「麻緒ちゃ~ん! 大丈夫~?」
「うぇっ、ゆうじぃ~!!!」
ドタドタと君が私の部屋まで走る音と、私を心配して叫ぶ君の声が聞こえないことには私の朝は始まらない。
いつも通り駆けつけてきてくれた彼に抱きつく私は半泣き状態。
「何で今日もまた俺が来る前にやっちゃうの…?髪の毛」
「だってぇ~今日はできると思ったんだもんっ」
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