第7話


そんな楽しかった、1か月後だった。


みきやから泣きながら電話が来た。


「瞳…俺、ロープ買ったんだ。」


「え?どういうこと…?」


「実は…パキシル抜いててさ、離脱が止まらないんだ。

死にたいんだ。」


「待って!待って!やめて!落ち着いて!」


「3日、連絡なかったら…察してほしい。」




電話は途切れた。


でも、某SNSは更新していたから

まだ安心できていた。


でも、君は


最後の最期に嘘をついたね。



でも、背中を押すのは

違和感があったんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る