第4話


そのあとも、みきやにはお世話になった。


私が薬を飲んで、悪性症候群になって

ずっと熱が続いていた時も

みきやは1時間半かけて、車で私の家に来てくれて


看病をしてくれた。

「瞳、何か食べたいものある?」


凄く優しい人だった。


「今はおかゆかな…」


「買ってくるね!」



毎日のように看病をしてくれた。



でもね

なんでなのかわからないけど


恋愛感情はなかったんだ。


まるでお兄ちゃんのようだった。

そんな感覚だったんだ。

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