第二〇話 宇宙店主、今日のシバシバ 〇一月二七日二〇二五年
みなさん、どうも宇宙店主です。
この宇宙店主。
実はココに来て、切なる悩みが御座います。
ソレハ..
“過剰な貧乏性”だと云う事、コトコト。
ソレハ、何も物質に対しての貧乏性ではアリマセン。
“地球空間上に対しての過剰な貧乏性。”
しかも『過剰な』の付箋紙付き。
宇宙店主の愛車の四速仕様、獨逸製の旧車の四輪車。因みに一九七二地球年製。車検に持って行ったクルマ整備工場の社長、工場裏で煙草を呑みながら、
「あれ、ゴミだな。クソクソ、クソ車だ。」
と囁かれた程に、全身が末期的な錆びで覆われて居る愛車。だが宇宙店主的には名車なのだ。透かさず、そのクルマ整備工場に一瞥くれて、愛車と共に後にした。愛車を馬鹿にされた所で金など落とすモノか。
「兎に角だ。」
或る地球日。
愛車を運転中、紅色の赤信号を目にした宇宙店主。
品行方正がイチ押しの、只イマ売り出し中の宇宙店主。
決して悪態を吐かない事で有名な宇宙店主。
勿論、道路法に従い、四輪車を停める描写。
「皆さん?ヨイですか?
問題はココからです。
この宇宙店主。
極端な貧乏性のせいで、前方の四輪車、後方のバンパー、ギリギリにまで愛車を付けて一時停止してしまいます。
(嗚呼、空間の隙間が勿体無いッ)
っと感じるのが唯一の理由です。」
因みに勿論、走行中はシッカリと、前方の車とは距離を取って運転を無意識でして居るのですが、赤信号の世界の中に落とされると、この宇宙店主。
(前の余分な空間が勿体ネっ!)
っと思い、前方車ギリギリに停車。
地球文學世界で例えると、
『車 車 車 車 車 車 愛車 車.. 』
この表現が理想的。
しかし、この宇宙店主の場合、
『車 車 車 車 車 車愛車 車.. 』。
「地球人読者の皆さん。
この宇宙店主に、チト御知恵をお貸し下さい。
本当にコノ宇宙店主、イツカ交通事故を起こさないか、本当に悩んで居ります。」
では。
宇宙店主
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