第16話

そこにも人はいなかった。



でも機械も置いていない。




あるのは部屋の真ん中にある大きなプールだった。




弱々しい明かりに照らされたプールが青白く光っているように見える。




私は吸い寄せられるようにそのプールに向かって歩き出した。



そしてプールの中を覗き込んでみた。




「ああっ……」




口から声が漏れた。




同時に身体がガタガタと震える。



照明に照らされたプールの中には……




たくさんの人が裸で沈んでいた!!

生きてる?




いや!絶対死んでる!!




だって呼吸をしていない!




目を開いたまま無表情なたくさんの死体。

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