第10話


「…あれ?」


「どうしたの?」


「ニャ〜ン」


「あぁ…さっきの、“新聞記者“が連れてた猫ね」


「おい、どうした?はぐれたのか?」

この男の支援員は、猫好きらしい…


「ねぇ、それにしても…

嘘でも、アイツの事『慕われてた』なんて…

言わなきゃいけないって、最悪…。反吐が出る」


!?

………やっぱり、か。


「…まぁ、仕方ないだろ。施設長からの

ご命令なんだからさ。」


「そうだけどぉ~。

実際…気持ち悪かったじゃない!変態だし。」


「…そうだな。笑」


ん〜、かなり…嫌われておったんだなぁ。

して、施設長はこれを…隠蔽しようと

箝口令をしいたのか。。


…と、なると

この施設…まだ何かあるな。








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