ep2.餃子2
1皿目が終わり、2皿目を母が焼きあげて持ってきてくれた、私はいつもこのタイミングで餃子の相棒を食べ始める、白米だ、炊きたての白米と餃子の相性はもはや暴力的だと私は思っている。
私は白米と焼きたての餃子をを醤油ダレで頬張る、餃子の美味さに白米の香りと甘さが加わる単品でも最強クラスの美味さなのにもはや手のつけようがない真の最強に成る。
無類の餃子すきの私であるが、人間なので腹の容量もあれば、味に飽きがくる、味変の為に作っていた酢胡椒の出番だ。
酢胡椒に付けて餃子を頂く、酢が餃子の油っこさを和らげてくれて食べやすくなる、そしてウチの酢は酸味がかなり少ない酢なので酢の酸味も感じるが、中の野菜や肉汁の甘さが際立つ、しかし先程食べていた餃子たちに比べるとパンチが少なく感じるだろうが、そこで胡椒が仕事をしてくれる、甘さも感じられる繊細さの中で胡椒がパンチを出してくれるのだ。1皿目に食べるにはパンチが弱いが、腹7分目の状態だとこのタレの美味さは真価を発揮してくれる控えめにいって絶品である。
そして私は腹一杯餃子を食べて、皿を片付けて最後にやるべき事がある。そうデザートである。
私は餃子の後にいつも食べるデザートがある、アイスクリームだ、私は食後ちびちび食べるバニラ系のアイスクリームが大好きだ。
私はアイスクリームを少量口に含ませる、水で流れなかった口内の油がさっぱりしていく感覚、そしてひんやりとした口どけにバニラの甘さが口に広がる、なんとも甘美な時間が食べ終わるまで続く、私は食べ終わり母に、「ご馳走様美味しかったよ」と感謝を伝えて部屋に戻る。
私は30分のタイマーを付けて眠りにつくおやすみなさい。
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