第45話

「『ワタシ』、ねェ…?(苦笑)

 言う迄も無いが…死ぬ程痛い上に、消すのも厄介だぜ?」


「……はい……」


「……ま…俺は、コレで喰ってるんだから、断る義理はねェ……

 あ―脱ぐのは、下だけでいい…(微苦笑)」


「あ…はい…(恥)」


「…ほう…悪くねェな?

 イイが出来そうだ……」


「………」


 希望が哲に刻むと云った己の印とは、刺青タトゥーの事だった―然も、哲の肉体からだの内でも最も敏感な、下半身に在る部位に―


「コレ、口に…しっかり、銜えとけ?」


「~っ…う…ゔうーッ!?」


 想像を絶する激痛…程無く哲は、気を失って仕舞った……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る