第15話

 俺は、あんたの玩具おもちゃじゃねェッ…!!


 勝手に化物にしといて…

 奴隷か…?


 何でだ!?

 何になる!?」


「そんな考えだから…

 こうなるんだ!?」


 槇太郎は、モニターをONにした。



「…キジマさんっ…!

 う…」



「!?」


 モニターの中で…啜り泣き、蹲る桜……


「…桜…」


 少年は初めて、心を震わせた…


 槇太郎は、淡々と云った。


「貴様は…

 生き直す責任を負っている…!


 その為の…

 肉体からだだ…!!」


 少年は―呟く様に、槇太郎に応えた。


「……


 分かったよ…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る