第3話

 提供者ドナーに、問題が……」


「―!?


 見付かったと、仰有いましたよね!?


 まさか…

 その方に、何か……?」


「普通は、情報を教えないのですが…

 何分なにぶん、特殊なケースですので……


 提供者ドナーは、十六歳の男性……


 少年院で、保護処分中です……


 無論…

 間違いを起こさない様に、監視は―」


「当然です!?


 起こして貰っては、困ります!!」


「必然的に、彼には介助をして貰う事になります……


 皆様の…


 何より、お嬢様の気持ちが……」


「…………


 …看護師さんだって…

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