　貴様も良くしてやろうって、『親父』の仏心（ほとけごころ）だろうがッ!?」

「………」

「…大丈夫です……

　私…

　覚悟して、ここに来ました……！」

「……！」

　包仁の瞳（め）が、美波を映す…

　彼女の表情（かお）は、未だ―「アイドル」を諦めてはいなかった……。

「オマエ…

　其処迄……」

　二人の遣取を、面白そうに傍観する日昇…

　そんな男の前で、美波は包仁のスラックスのファスナーを下げて、その中を弄（まさぐ）り…

　彼自身にソッと触れて、ゆっくりと己の指先に力を込めた―

「あ、うっ…！」

「フフフ…

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