「先に入稿したカバーイラストは、もっと萌える構図にしちゃったよ？

　献本届くの、楽しみ～♪」

「……(諦)」

　明良は苦笑（にがわらい）しつつ、チェロケースを開けた―

「え＊

　～あﾞ(焦)、漫画上のサクノは、飽く迄あたしの妄想で―」

「何、慌ててるのさ？(笑)

　次のコンサートプログラム曲の、練習するだけだよ♪」

「何だ(憮然)。

　…もう～ドＭの癖に、からかって？(恥)」

「ハハハッ…？」

　楽団員服のネクタイを緩めて、椅子に座り…チェロを両脚の間に置く、明良……

「いいな～…＊

　一寸、スケッチさせて？」

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