第26話
店の正面に飾られている、
其処へ―
「デカいバイオリンしょって、ここからドコ行って、ナニするの~?」
「!?」「!!」
下卑た笑い声と共に、停留所の裏手から、如何にも不良といった風采の、三人の少年が現れた。
「バーカ!
こいつは、ビオラってんだ…
な?」
一人の少年の手が、チェロケースに掛かる―
理律夫は反射的に、身を
「!
すましてんじゃねーぞ!?
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