第24話

 浩生に促された花奈は、刑事の眼前で、己を慰め始める…


「あッ…あんッ…」


 彼女の声に重なる様に、切ない音を立て始める、彼女の器官…


「何て事を!?」


 流石の刑事も、正視に堪えられず―顔を背け、叫んだ。


めろッ!!」その瞬間―


 花奈は己の、行為する手をめた。


「……?


 命令…通りにしか、動けないのか…?」


 この二人が受けて来た性的虐待は、壮絶に根深い……


 刑事は、余りの痛ましさに…歯の奥を喰い縛った……。



「桜井夫妻は…

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