　施術技師は、粗（ほぼ）同時に気を遣（や）った、花奈と浩生を認め―会心の笑みを浮かべつつ、施術スタッフに命じた。

「次に目覚めたら、手術開始だ！」

「御意！」

　朦朧としている浩生が、先に手術台へと―

「サイバー手術、開始!!」

　辛うじて意思が残っている花奈は、モニターに縋る。

　そんな彼女に対して、一方的に―冷酷な宣告が云い渡された。

「これからキサマらは、セックスマシーンに改造される!!

　生涯の番（つがい）として、最高の快感を覚えさせてやるぞ!?」

　花奈は、激しく抵抗する―

「やめてッ!?

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい