飴蔗は、饕餮に翫弄される

亜蘭美奈

表紙

 その施設は、明確な意図を以て、営まれていた。


「オマエ、知っちまったんだろ?

 はじめて、を……


 なら…もう、何も考えるな?」



 その屋敷では、家元の意思が、絶対であった。


「『何』なんだよ?『俺』は……」



「何も考えなきゃ、あんなの……


 何回だって、同じだから……!」



「メス腹のクセに!」



「でも、オレは…


 もう、イヤだ……!」



「オトウサマが、お前に…


 『華』を、けてやる……!」



「オレが、オマエを…

 守るから……


 だから、オマエも…

 強くなれ……!」



~2017年2月7日・起稿 

 2017年4月13日・脱稿~


(不許複製、及び無断転載厳禁)



 日間ランクにて、総合1194位(2017/5/13付)・ジャンル別38位(2017/5/13付)に、週間ランクにて、総合3237位(2017/5/22付)に、月間ランクにて、総合4352位(2017/6/1付)・ジャンル別126位(2017/6/1付)に、入れて戴きました。


 御一読、有難う御座いました(拝)。

 


 2019/9/30―密かに足跡を遺して下さった、御奇特な御方様…恐悦至極に存じます……(深礼)。

 

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