第13話

 何処にでも…

 何にでも…

 付き合うから♪」


「ありがとう…愁ちゃん*」


「こちらこそ…千聖*


 帰り…

 図書館に寄っていい?」


「勿論☆」


 自然に重なる、二人の手…


 互いにソッと、握り合う度―


 トクン…トクン…トクン…


 二人の鼓動と、温もりが重なる……。



 そう―


 ずっと、続く筈だった…

 当たり前の、こんな日常……


 それが、どんなに大切な物なのか、など―


 誰も屹度、気付きはしない……


 彼女達も、又…そうだったのだ。



「バイバーイ!

 愁ちゃん*」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る