還らぬ物、遺る物…それでも青年は、前に進む

第25話

 数年後―堀永松汰は、未だ服役していたが―「撫養 侃」は、社会復帰しつつあった。


 彼は皮肉にも、松汰に仕込まれた料理の腕を生かし、割烹店の板前に成っていた。


 学業も、ゆっくりと積み重ねて行き…現在では、通信制高校に籍を置いている……。



(了)


~2016年8月28日・移植完了~

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る