第14話

 『動作確認』は、必至。


 他、『メンテナンス』は不可欠に付き、適宜受ける様に…以上だ」


「上から発言ばっかの、偉そなオヤジ…

 最後に名前位、言えよ?」


「私か…?

 参事官の、春名だ。


 残念だろうが…今後、博士ドクターの次に、顔を合わせるのは…この私だ?」


「……(憮然)」


 参事官・春名が言い結ぶと、彼と施術技師を含む特機隊幹部連中は退室し―入れ替わりに、施術スタッフが部屋に入って来た。


「早速ですが、メンテナンスを始めます。

 カーテンの向こうで、更衣して下さい。


 花咲巡査は、右へ。

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