新たな布石―参事官の、更なる試金石

第3話

「~~たく(嘆息)。

 待ってはやったけど…あんだよ?

 まだ、何かあんのか?」


 刈り上げた金髪にエクステンションを付けた、男子。


「……あのっ……!(焦)

 これを……(汗)」


 黒髪を二つ御下げにし、瓶底眼鏡を掛けた、女子。


 如何にも不良ヤンキーと、如何にも優等生の二人が、高校がっこう裏手の空地で、言葉を交わしている…


 少女が少年に、ノートを差し出す……


「お前…」


 少年は、初めて戸惑いを見せた。


「…私―」


 少女は、彼に何かを告げようとした―


 その時、彼等は突然、意識を失った……。

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