第50話

「リンゴを並べる、アタマもないのか!?


 やり直しだ!

 この、ブサイクが!?(怒)」


 ダン!


 教官の拳が、その生地を叩き潰す…


「すっ…すみませんっ!

 う…」


 数男は泣きたいのを、必死でこらえる……


 次の指示…分量を正確に量り、スポンジ生地を混ぜる―


「サクサク混ぜろ!(苛)

 サクサク!?


 まあ、いい…焼いてみろ?」


「はい…」


 そして、ガスオーブンから出て来た、スポンジケーキは―


「ほら見やがれ!?

 半分も膨らまない!(呆)

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