第23話
御仕着せの
ガシャン!
彼の両足首にも、手枷と同仕様の足枷が着けられ―くっ付け合わされる。
巧矢は、半ば引っ立てられ…その儘、護送車の床に転がされ―
ブロロロロー…
収容所の、塀の向こう側へと運ばれた……。
ガラガラガラ…ガシャ!!
「収容者・一名!
東都市出身・無職、雲霧巧矢・十六歳!」
「ん?
ズボンと靴は…?」
「失禁して、廃棄したので…」
「まあ…どうでもいいさ?
どの道こいつは、何も持てなくなるんだ…」
「…!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。