第27話

 そして、量大は独立し―時宝店を開いた。


 「セックス・ボランティア」の噂を聞いたのは、それから間も無く…

 その話を切り出したのは、小雪からであった。


 自分でも、信じられない…

 生真面目にして、潔癖であるが故に…未だに貞操を守り続けている、己が……


 でも…量大を、慰めて上げたい。


 尚も躊躇う量大を、小雪はベッドへといざない…彼の股間に在る、かなしい熱を帯びる彼の器官に、拙いながらも、精一杯奉仕した……。

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