第32話

 客席から見えるのは…丸で別の生物いきものの様に、激しくも艶かしく動く、瓊一の肉棒と、詩織の肉襞……


「おお…」

「おおおおお…!!」


 激しく官能を揺さぶられて、観客席からも、怒濤の如き叫びが湧き起こる…


「いッ―…!」


「…まだだッ…

 まだ、赦さないッ……


 詩織…

 もっと、哭け…!?」


「ああ、瓊一…

 そこは…


 あぁァ―…ッ!?」


「くッ…!」


 白濁した粘液が、花開く様に飛散した。

 ゆっくりと、二人はち上がり―股座を濡らした儘で、会釈して見せた……。

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