第33話

 果たして、斯様な行為に対する英智の羞恥心は、被虐的快感で、掻き消されて行く……。


「…ココ…舐めて…?」


「はぁ……ん…ん……」


 英智の舌が、宇多子の茂みに分け入り…音を立てる。


「あ…!」


 目を閉じて、涙を流しながら、舌先で宇多子の秘部を慰める、英智…

 宇多子は、想定外の快感を、必死で堪(コラ)えていた……。



 裏通の、SMホテル…

 宇多子にも、分からぬ―英智との肉体関係は、依然として続いていた。


「歌子さん…


 いいの…?」


「うん…」

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