生まれて20年経った日の

 わたしの決意の言葉は

「君のことが大好きなんだよ」


 それからずっと一緒に

 わたしたちは過ごしてきた

 お互いを信じていたから


 でも

 君はわたしと離れて

 もっと広い世界へと

 進んでいく道を選んだ


 学校から帰ろう

 ひとりで帰ろう

 君との日々は幻だったと思おう

 ここで君を応援していくさ

 馬鹿みたいよね、なんてね。


 君を手放してしまったから

 私の日常は青色で

 からっぽの鞄を引きずり

 夕焼けの田舎道歩いてく

 光になったんだよ 君は

 私は大丈夫だからね

 君色の涙をこの世界に

 届け続けて


 ◇ ◇ ◇


 DISH//「猫」

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