午前5時

 小鳥の鳴き声

 高速道路を走り抜けるトラック

 家々の向こうに見える オレンジ色の空

 世界は眠っていて

 私は起きている

 私だけの時間


 たまには早起きして

 窓を開けてみよう

 流れ込む空気を吸って

 世界を味わってみよう

 きっと おいしいと思えるはず


 眠れない夜は

 眠らなくていいんだ

 そうすればいつか 朝はやって来るから

 オールナイト明けのボーッとした頭を

 世界で冷やしてみよう

 きっとまた頑張れるはず


 傷付いても

 傷付けても

 世界が私を包んでいる

 空気が私を包んでいる

 空気は 必ずそこにある

 午前五時は

 必ず毎日やってくる

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