歩いてみる

ある朝、ぼくには何だって書ける気がした

ある朝、ぼくには何にも書けないと潰れた

またある朝、何か書ける気がして、体を起こした。

手が嬉しそうだった

足がもぞもぞした

真っ白な部屋で原稿用紙の空欄を見つめてみる

一行書いてみた

なんかちがう

ちがうけど、ちがくないかもしれないから、

歩いてみる


昼、まだ歩けてる


夜までもつかな

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