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第10話
ガシャーーーーン……ッ
フロアにはグラスの割れた音と低音だけが響いてた
女はあたしを見るなり逆上し、近くにあったグラスをとりそれであたしを殴ろうとした
でも、あたしはつい脚が出てしまい女の手にあるグラスだけを蹴り飛ばした
前にすこしだけ習ってた総合格闘技のおかげかな?なんて
「ナ……ギさんっ!!大丈夫ですか!」
バーテンダーの男が血相を変えて近寄って来る
「いやあたしは大丈夫なんだけどさ、あの、怪我してないですか?本当にごめんなさい」
「な……ッ」
自分がしようとしたことをスルーされたのが恥ずかしいのか女は何ともいえない表情をした
もうこんなの慣れたし、日常茶飯事になりつつある
「何の音だ」
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