第32話
キス...。キス!!!!
「そういえば!チャラ男!ヤリチン!」
さっきの事を鮮明に思い出してつい顔が赤くなる。
そんなあたしを見て、弘毅は爆笑し始めた。
「愛波って軽そうに見えて、意外と純情なとこあんのな」
あたしだって別にキスくらいでいちいち恥ずかしくなる訳ない。
「なんかわかんないけど、弘毅だから動揺したの!」
爆笑してた弘毅の動きがピタッと止まった。
「...俺、色恋営業とか見破れるんだけどこれはわかんねえ」
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