第24話
繋ごうとした手は違う手に掴まれてた。
「おい弘毅!邪魔すんな」
この男は、あたしを惑わす。
だって手が触れただけでこんなにもドキドキしてる。
「...っ彼女さんに怒られちゃいますよ!」
そう言ってさっきの事務の女が周りにいないか見渡した。
「は?彼女?」
「弘毅お前彼女いたの?」
会社には内緒だったのかと思って冷や汗がでた。
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