第7話
「愛波ごめんね!今日本当は〇〇ホテルに行ってもらう予定だったんだけど、もうひとつの大きい席に入るはずの子が急遽休みになっちゃってそっち行ってもらえないかな」
送迎の人が困り顔でそう言ってきた。
「全然大丈夫ですよー!あたし大きい席のが好きだし」
「ほんと?助かるありがとう。そっちは若い子指定でさ、愛波最年少だから有難いよ」
ふーん、若い子指定の席ってことは外仕事の忘年会とかなのかな。
外仕事の人たちってあたしのこと軽いと思って誘いがしつこいからちょっとだけ苦手。
まあ隼人さんも外仕事だけどさ。
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