至上の喜び
「なあ、君はそんなに人間が好きなのに、どうして人間がここを訪れるたびにやりすぎなくらいに脅かして、逃してしまうのさ」
「君の言うとおり、僕は人間が好きだよ。僕は怖がられて、人間がここを避けることが何より幸せなのさ」
「わからんね」
「この道は毒ガス噴出地帯に続くだろう。そういうことさ」
お題「喜ぶお化け」
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