【 さよならのあと 】

君の去ったあとで

君のいない自由を

僕は確かめていた


君の抜け殻みたいさ

空っぽな自由だけが

僕の胸を捕まえている


このサヨナラに意味づけしたい

そう願う僕は思わず

答えを見上げた空に求めていた


それがほんとは

僕の手の中にあると

知ってはいても

広く深い空に逃れるように

声にすれば消えてく歌のように


そんな想いさえも

風に預けてしまえばいい

そう

息の続くかぎり僕は歩き続けるのさ


その最果ての地にあるはずなんだ

そう

君のくれた温かな自由とか優しさが

あの日のままで

きっとそこにはあるのさ


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