第23話 お仕事小説は書かないの?
と、聞かれたことはあります。自分の仕事の知識を使って異世界で大活躍! とかいうアレです。
えー、結論から言うと書けません。公務員だからとか守秘義務がというのも理由の一つですが、最大の理由は仕事が「地味」だからです。
異世界転生しても、まず需要が無い、いやあるかもしれないけど地味過ぎてチートしようがありません。
現実でも某役所やその周辺のドラマなどのコンテンツは……あ、一つだけあった。でも、役所バレするので伏せます。
警察や消防署、自衛隊はそれだけでドラマが沢山ありますし、裁判所ですら『家栽の人』という漫画がありました(かなり古いですが)。
でも、ドラマを鵜呑みにしてしまう人は一定数いるらしく「海猿」がヒットした翌年は入庁者が増えたそうですが、離職率も高かったようです(海保にいる友人談)。まあ、現実は自衛隊並みの厳しさと体力を使いますからね。あと、友人いわく「あそこまで色々な仕事はやらない」だそうです。
そういえば、「め組の大吾」がヒットした時も消防署の友人に聞いたら「あそこまでは(略)」とのことなので、やはりエンタメ性上げるためにフィクションなり誇張するのですね。
では、某役所も誇張……してもやはり地味だ。
だから私が書くのは趣味の石を使った小説なり、それらと全く関係ないかっ飛んだコメディになるわけです(なんでや)まあ、公務員っぽいものが出てきたり、お役所臭い台詞が出ることはありますね。
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