第26話:窓は童貞聖マリア無原罪の御孕りの祝日色の朝

窓は童貞聖マリア無原罪の御孕りの祝日色の朝

まどはどうていせいまりあむげんざいのおんやどりのいわいびいろのあさ



 誰にも言えない。祝福されるのかと、自問自答する日々。


 でも、どんなに願っても最新の医療であっても、100%なんて絶対はない。そんなことは私の、ただのエゴ。ただ気持ちは伝播し、不確かな確率は上がる気がする。


 私は全てを握っていない。不完全で不安定な中で、感じることは何?


 ずっと見てきた窓。そこから射し込む光は、希望と祝福の光。理由なんて無くていい。私が、愛おしいと思えるなら、それだけが理由なんだ。

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