パラフルーツバスケット
玉蜀黍
第1話知的障害者のドリアン君
臭え、お前は、臭え。僕は、小学4年生の漬物蓮根というちょっと変わった名前の小学生だ。僕の体臭は、とても臭くて両親からも学校の教師、同級生からもドリアンのように臭いと嫌われている。毎日入浴して体を丁寧に洗っているのに僕は、臭いんだ!!!!僕の居場所は、何処にもない。飲食店でもスーパーマーケットでも本屋でもバスや電車でも周りの人は、臭い、臭いと嫌がるんだ。僕は、知的障害者だから算数が分からない。足し算と引き算を何とか理解出来る程度だ。それでも学校でも自宅でも僕に出される料理は、サーロインステーキとグレープジュースに統一されている。何故サーロインステーキとグレープジュースに統一されているのか僕には、分からない。不思議なのは、皆は、臭い、臭いと嫌うのに僕を隔離したり追い出そうとしない。ある日、僕は、町医者に健康診断を受けた。健康診断の結果は、僕の尿には、通常尿には、含まれていない金の成分が含まれているのだそうだ。金?その日から両親は、僕の尿をタンクに溜めておくことにした。食事は、ウニ丼と伊勢海老の味噌汁に変更された。両親は、僕の尿を専門機関に持っていき金延べ棒に変えた。僕の両親は、どんどん裕福になっていった。僕の噂を聞き付けたとある貴族が僕を引き取りたいと言ってきた。両親は、悩んだが多額の金を貰えるので僕を貴族に渡した。だけど、僕は、これらの事を理解出来ない。引っ越し先でも美味しい料理を食べたいなあ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます