第77話
『クオリティ高くない?』
思ってたものとは全く違う言葉でちょっと拍子抜けした。いやいや他に言うことあるよね?なんのコスプレか当ててよ。
確かにクオリティ高いけども。実際着て歩いて楽しかったけど。
『クラスメイトのお姉さんが作ってくれたの!それよりなんのコスプレか分かった?』
ちょっとドキドキしながら聞く。
数分経ってメッセージが来た。
『んー、お姫様なのは分かったんだけどなんのお姫様なのかわかんない…』
『1番大事なとこじゃん…』
『あ、やっぱ?てか僕知ってるもの?』
『絶対に知ってる。これは言いきれる』
『まじかぁ…』
まじです。だって君が言ったものだから。それにまんまとはまってしまう私も私だけど。
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