｢まぁね、行くことはないと思うけど｣

｢どうして？行きなよ。ちなみにどこなの？｣

｢行って会えるかも分からないし、僕としのちゃんはあのゲームがあってこその出会いだから"ネット"と"リアル"を一緒にはしたくない。××県××市の東高校｣

｢そういう考え方もあるのか、俺と花織はもうゲーム辞めちゃったからわかんねぇけど、Shinoさんのこと大切にしろよ？思ったより遠かった｣

"やっと出会えた相方だろ？"

｢もちろん大切にするよ、昨日はやっちゃったけど…｣

｢Shinoさんのこと話してたら会いたくなってきた、もっかいアプリ入れてハーレム戦参加しようかな。私話したことないんだよね｣

｢俺はあるぞ！1回だけ！｣

｢は？それどういうこと？ねぇ、莉久？｣

｢ほら、遥のスマホ壊れた時あったろ？あの時Shinoさんと約束してて行けなくなったって言って欲しいって言われて連絡したんだよ。アプリ入れて｣

｢え、ずるい。ってことはまだフレンド？あのアプリ連携してれば消してもデータは残ってるもんね｣

｢Shinoさんが俺の事を消してなかったらフレンドのままだな｣

｢むぅ、私ももう1回入れる！そんでLucaの友達って言ってフレンドになってもらう！｣

｢あ、お前遥のこと使うのはずるくねぇ？！｣

｢ずるくないですぅ！！｣

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい