『るかくんの相方になることだよ…！』

素直が1番だと思うけど恥ずかしいものは恥ずかしい。"相方"って私にとってはすごく特別なもの。そう思える相手に出会えるって奇跡に近いんだよ。

『言うつもりなかったのに、るかくんが"やめる"とか言うから口滑らしちゃったじゃんか』

『えぇ、それ僕のせいじゃなくない？しのちゃんの自業自得じゃん』

そんなこと分かってるけどこの羞恥心を隠すためにはこれしかないんだもん。

『でも、嬉しいよ。すごく。僕と同じようにしのちゃんもそう思ってくれてたって思うと凄く嬉しい』

なんて言うから。恥ずかしげもなく素直に言うから。きゅんと胸がなったのはその言葉のせいにする。

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