第35話

『ねぇねぇ、るかくん。誕生日いつ?』



『いきなりどうしたの?』



『んー、何となく気になった!』



『なるほど』



『で、いつ?』



わくわくしながら聞く。もう過ぎちゃってるかな、過ぎてないといいな。過ぎてたらどうしよう?"おめでとう"って言うくらいしか出来ないよね。



『いつだと思う?半年以上一緒にいるんだから当てられるよね?間違えたらクビね』



『クビ?!え、何の…?』



恐る恐る聞く。Lucaが放った言葉は私が目標にしていたこと。そして1番嬉しい言葉。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る