第57話

二人で笑ってたら知らない人が入ってきた。



「おい律。彼女は助け出せたか?」



声が聞こえて見れば私でも知ってる有名な人が居た。春咲財閥だったと思う、そこの偉い人。そんな人がなんでここに?いやそれよりも律とどんな関係だろうと不思議に思ってたら衝撃的な言葉が律から発せられた。



「あ、父さん。うん、ここにいる。んで、あそこで伸びてんのが清水哲郎ね」



ん?!え、?今なんて言った?



「お父さん?!」



「あ、うん。俺の父さん」



「律お前私のこと言ってなかったのか?」



「あー、うん。そのうち話そうとは思ってたんだけどね?」



「はぁ、まあいい。律は彼女とここから出ろ。私はあの人と少し話すことがあるから」



「うん、分かった。ありがとう父さん。行こう凪」



「あ、うん。」



そう言って律に手を引かれたままこのホテルを出た。数分でたくさんのことが起きすぎてもうキャパオーバーだよ…




《凪side end》

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