新劇場版 タイトル未定 (仮14年前)

@kamishimayuya

第1話

空から初号機目掛けて飛んできた一本の槍


ミサト

『一体、何が!?』


当の本人達は何も気付かず抱き合ったまま


地上ではかなり大きな地響きと同時に地面が割け始める



ミサト

『まっ、まさか!!』


リツコ

『あり得ない!!』


マヤ

『あの槍が防いだんじゃないんですか?』


するとミサトが驚愕の表情で


ミサト

『違う、阻止したんじゃない、進めたんだわ』


そして次の瞬間


カヲル

『やぁ、お待たせ碇シンジ君』


空から降りてくる6号機

(あえてマークとは言いません)


見たことも聞いた事もない機体にミサト達含む周囲の人々は


隊員一同

『何だアレは!?』


その言葉を聞いて周囲の皆が空を見上げた

異様なまでの空とソレを象徴するかのように地響きが大きくなる


ミサト

『まさか、エヴァ!?』


マヤ

『あんな形のエヴァ見たことも、聞いた事もないです』


リツコ

『恐らくゼーレが地球外で内密に建造していた6号機!?』


ミサト

『でも、じゃあ、一体誰が乗っているの?』


リツコ

『分からない、それに空から』


マヤ

『とりあえずこの場から逃げましょう』


マヤが周囲の人々を誘導しながらその場から移動し出す


だがミサトは初号機を見詰めたままその場を離れようとしなかった


そんなミサトをリツコが


リツコ

『ミサト、何をやってるの、あなたも早く』


ミサトは身体が震えその場を動けずにいた


ミサト

『そ、そんな、まさか、あの時と一緒』


そう、SI(セカンドインパクト)を思い出していた


すると


『バシッ!!』


リツコ

『あなたまた繰り返すつもり!』


リツコの言葉と行動により正気を取り戻した


『!』


少し呆けているがそんな事構わず、手を掴み無理矢理引っ張りながらその場から立ち去った


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